LitLink:Mac用の仮想オーディオケーブル

システム音声とマイクをあらゆるアプリへ送る、macOS用の仮想オーディオデバイスです。アプリごとの音量調整も無料で使えます。オプションのProアップグレードでは、別々のトラックへのアプリごとのルーティング、EQ、録音が加わります。

LitLinkとは?

LitLinkは、macOS用の無料の仮想オーディオドライバーです。すべてのアプリの入力と出力のメニューに表示される仮想オーディオデバイスを追加し、どのアプリもそれをマイクと同じように読み取れます。無料版には、アプリごとの音量調整(Macで使える本格的な音量ミキサー)、マイクのパススルー、システム音声のルーティングが含まれます。LitLink Proでは、独立したトラックへのアプリごとのルーティング、アプリごとのパラメトリックEQとピークリミッター、Live Monitor、マルチトラック録音が加わります。料金は月額3.99米ドル、または29米ドル(買い切り)です。

LitLinkは小さなダウンロードで、Apple siliconとIntelのMacでネイティブに動作します。Mac用の仮想オーディオケーブルの多くはドライバーだけですが、LitLinkには設定を代わりに行うアプリが付いています。Audio MIDI設定を開いたり、機器セットを作ったり、複数出力装置を手作業で組んだりする必要はありません。

LitLink Freeには何が含まれますか?

LitLink Freeは、macOS用の無料の仮想オーディオドライバーです。無料のドライバーBlackHoleと同じ精神で作られ、そこにワンクリックの設定と本格的なアプリごとの音量ミキサーを加えています。無料で使えるのは、アプリごとの音量調整(アプリごとに違う音量を設定し、個別にミュートできます。操作はメニューバーから直接)、複数出力装置を代わりに作るスイッチひとつのシステム音声パススルー、声とシステム音声をひとつのストリームにまとめる内蔵のマイクのパススルー、.wavへの内蔵の録音機能、メニューバーから操作できるアプリ、そして再起動しても保持される設定です。サンプルレートは44.1、48、96 kHzから選べます(初期設定は48 kHz)。LitLinkはAppleによる署名・公証済みで、完全無料です。アカウントも試用期間の制限もなく、基本機能が有料の壁の向こうに隠れていることもありません。

BlackHoleは、Macでプログラム間に音声を送るのに有料アプリは必要ないことを示しました。LitLink Freeもその考え方にならい、手動の手順を代わりに行うアプリを加えています。アプリごとの音量ミキサー、複数出力装置の自動作成、内蔵のマイクのパススルー、内蔵の録音機能です。macOSに足りなかった部分が、Audio MIDI設定を開かずにワンクリックで済みます。

  • アプリごとの音量調整 アプリごとに違う音量を設定、個別にミュート
  • スイッチひとつのシステム音声パススルー 複数出力装置を自動作成、Audio MIDI設定は不要
  • 内蔵のマイクのパススルー 声とシステム音声をひとつのストリームに
  • 内蔵の録音機能 マイクとシステム音声を.wavに保存、DAWは不要
  • 見やすい操作画面のコンパニオンアプリ メニューバーに統合、状態をひと目で確認
  • 再起動後も設定を保持 一度設定すればそのまま
  • 44.1、48、96 kHz 使う環境に合わせてサンプルレートを選択
  • アプリ内蔵のヘルプガイド 対応するアプリごとの設定手順

アプリごとの音量調整:無料

macOSには、すべての音をまとめて調整する音量スライダーがひとつしかありません。LitLink Freeは、Appleが用意しなかったアプリごとの音量ミキサーを追加します。Per-App Volumeタブを開くと、いま音を出しているアプリがそれぞれ専用のスライダー付きで表示されます。Spotifyは下げ、Discordはそのまま、ブラウザのタブはミュート。すべて個別に、同時に操作できます。マスターフェーダーでミックス全体を調整でき、同じ操作はメニューバーにもあるので、アプリを開かなくても音量のバランスを整えられます。ミックスは普段の出力(スピーカー、ヘッドホン、AirPods)からそのまま再生されます。ルーティングの設定もAudio MIDI設定も不要で、完全無料です。

Per-App VolumeFREE
Master
85%
S
Spotify
60%
D
Discord
90%
S
Safari
Muted

自分で聴くための音量バランスを、アプリごとに整えられます。ミックスは普段使っている出力(スピーカー、ヘッドホン、AirPods)からそのまま再生されます。マスターフェーダーでミックス全体を調整でき、すべてメニューバーからも操作できます。完全無料で、Proは必要ありません。

スイッチひとつでシステム音声をパススルー

System Audio Passthroughのスイッチを入れると、LitLinkが裏側で複数出力装置を作成します。物理的な出力(スピーカー、ヘッドホン、AirPods)と仮想デバイスLitLink Audio Bridgeを組み合わせ、システムのデフォルト出力に設定します。音声はスピーカーから流れると同時にブリッジにも入るので、LitLink Audio Bridgeを入力として読み取るアプリには、システム音声のクリーンなコピーが届きます。Follow system outputをオンにすると、物理的な出力を切り替えるたびに複数出力装置が自動で組み直されます。AirPodsを接続すれば、音声もAirPodsに切り替わります。

System Audio PassthroughFREE
Enable System Audio Passthrough
Output Device:
External Headphones
Follow system output

Automatically re-pairs the Multi-Output Device with whichever physical output macOS is using. Plug in AirPods or switch to headphones and audio follows.

Auto-created multi-output device
LitLink + Speakers · 48 kHz · 32-bit float

スイッチひとつで、Audio MIDI設定での作業がすべて不要になります。機器セットも、マスタークロックも、チェックボックスを順に操作する手間もいりません。音声はスピーカーから流れると同時にLitLink Audio Bridgeにも入るので、どのアプリでも取り込めます。

マイクのパススルーを内蔵

BlackHoleのようなドライバーだけのケーブルでは、マイクとシステム音声をまとめるのに、Audio MIDI設定での機器セットやミキサーアプリなど、別のルーティングが必要です。LitLink Freeは、これをアプリの中で行います。Mic Passthroughをオンにし、マイク(USB、内蔵、オーディオインターフェイス、AirPodsのようなBluetoothヘッドセット)を選び、音量を調整します(ノートパソコンの内蔵マイクとスタジオ機材、それぞれの目安がアプリ内に表示されます)。すると声が、システム音声と同じLitLink Audio Bridgeのストリームにミックスされます。Discord、Zoom、OBS、そしてどのDAWからも、入力はひとつに見えます。

Mic PassthroughFREE
Enable Mic Passthrough
Microphone:
MacBook Pro Microphone
Mic Volume
150%

Boost to 150–200% if your mic sounds quiet next to app audio (MacBook built-in mic, basic USB mic).

Keep at 100% for studio mics or USB interfaces with hardware gain — boosting compresses dynamics via the master limiter.

声とシステム音声が、LitLink Audio Bridge上でひとつのストリームにまとまります。Mac用のほかの無料の仮想オーディオケーブルでは、そのために機器セットを自分で作る必要があります。

無料の録音機能を内蔵

Mic PassthroughとSystem Audio PassthroughのカードにあるRecordボタンは、いまLitLink Audio Bridgeを流れている音声を録音します。マイクだけ、システム音声(Macの内部音声)だけ、またはその両方を、LitLinkのサンプルレートの.wavファイル(16ビット、24ビット、32ビット浮動小数点から選択)として、~/Music/LitLink Recordings/または好きなフォルダに保存します。DAWも、QuickTimeを使った回避策も、別のアプリも必要ありません。ボタンの説明文は現在の設定に合わせて変わるので、次のクリックで何が録音されるかが常にわかります。

Built-In RecordingFREE
待機中
Record
Records your microphone and system audio
録音中
Recording
02:48 — 10.2 MB
STOP

クリックひとつで、LitLink Audio Bridgeを流れている音声(マイク、システム音声、またはその両方)を、LitLinkのサンプルレート(16ビット、24ビット、または32ビット浮動小数点)の.wavファイルとして、~/Music/LitLink Recordings/または好きなフォルダに録音します。DAWもサードパーティ製アプリも設定も不要です。

BlackHoleは、ソースコードが公開され、定期的にリリースされている信頼できる仮想ケーブルです。多くの上級ユーザーにとっては、それこそが求めているものです。LitLink Freeも、すべてのアプリのメニューに表示される仮想オーディオデバイスを備え、そこに複数出力装置の作成、マイクのミックス、録音を行うアプリを組み合わせています。Audio MIDI設定を開きたくない人は、一度も開かずに済みます。

LitLink Proで何が追加されますか?

LitLink ProPRO
LitLink Proは、仮想オーディオブリッジを本格的なアプリごとのルーティングコンソールに変えます。8つの独立したトラックバスへの複数の出力先ルーティング、2段階のパラメトリックEQ(アプリごと+トラックごとのマスター)、2段階のピークリミッター、リアルタイムのレベルメーター、ヘッドホンで試聴できるLive Monitor、マイクを左、アプリを右に分けるSplit L/Rステレオ録音、そしてMaster Recordでまとめも残せる同時マルチトラック録音が加わります。料金は月額3.99米ドル、または29米ドル(買い切り)です。アプリ内で7日間の無料トライアルを利用できます。
複数の出力先へのルーティング
最大8つの独立したトラックバス
アプリごと+マスターEQ
2段階のパラメトリックEQ
アプリごと+マスターリミッター
すべての段階でピークを抑制
Live Monitor
ヘッドホンで試聴
Split L/R録音
マイクはL、アプリはR
マルチトラック録音
バスごと+Master Record
トラックの完全な分離
トラック上のアプリはブリッジに漏れません
リアルタイムのレベルメーター
各アプリが送る音を正確に確認
料金
月額3.99米ドル、または29米ドル(買い切り)

音量、ミュート、レベルメーター付きのアプリごとのオーディオルーティング

アプリの音量バランスを整えたいだけですか? それなら先ほど紹介した無料のPer-App Volumeミキサーで十分で、Proは必要ありません。Per-App Routingは、その一歩先の機能です。すべてをスピーカーに送る代わりに、各アプリを独立したトラックに送ります。DAW、OBS、通話アプリはそれぞれを個別に読み取れ、さらにアプリごとのEQ、リミッター、モニタリング、録音も使えます。

アプリを開いてRefreshを押すと、いま音声を出しているMacのアプリがすべて、本来のアイコン付きでルーティングリストに表示されます。アプリをオンにし、音量スライダーでアプリごとのゲインを設定し、タップを止めずにスピーカーをミュートできます。リアルタイムのレベルメーターで、各アプリがブリッジに送っている音を正確に確認できます。スピーカーでアプリをミュートすると、LitLinkはそのアプリの音を受け取り続けたまま、スピーカーからはすぐに完全に音が消えます。

Per-App Audio RoutingPRO
3 apps tapped
D
Discord62%
EQ · ONLimiter · ONRecord
C
Google Chrome34%
EQLimiterRecord
S
Spotify78%
EQ · ONLimiter● Rec 01:424.1 MB
Track Master Controls
Track 1EQ · ONLimiter · ONRecord

8つの独立したトラックバスへの複数の出力先ルーティング

LitLink Proは、Macに9つの仮想入力を追加します。LitLink Audio Bridge(デフォルトのミックス出力)と、LitLink Track 1からLitLink Track 8までです。Discordの音楽はTrack 1へ、ゲーム音声はTrack 2へ、SpotifyはTrack 3へ。各トラックは排他的なので、トラック上のアプリがデフォルトのブリッジに漏れることはありません。DAW、OBS、Discord、Zoomは各トラックを独立した入力として読み取れます。ポッドキャストのゲストを別のステムに録音したり、ゲーム音声をDiscordで二重にならないようにOBSへ送ったり、配信オーバーレイに独立した音楽フィードを送ったりできます。トラックは、アプリが実際にそのトラックで再生を始めたときだけシステムに表示されるので、サウンド設定がごちゃごちゃしません。

Route Spotify to…PRO
Default (LitLink Audio Bridge)
Track 1 (LitLink Track 1)
Track 2 (LitLink Track 2)
Track 3 (LitLink Track 3)
Track 4 (LitLink Track 4)
Track 5 (LitLink Track 5)
Track 6 (LitLink Track 6)
Track 7 (LitLink Track 7)
Track 8 (LitLink Track 8)

Track 1〜8は、それぞれmacOS上で独立した入力デバイスとして表示されます。DAW、OBS、Discord、Zoomは、それぞれを個別に読み取れます。機器セットの設定も、音漏れも、手動のルーティングもありません。

2段階のパラメトリックEQ:アプリごととトラックごと

ルーティングした各アプリには、専用の3バンドEQ(ハイパス、Qを調整できるパラメトリックベル、ローパス)が付き、リアルタイムのスペクトラムアナライザーの上に表示されます。Discordで耳に痛い声の相手を和らげたり、ゲーム用マイクのゴロゴロした低音をカットしたり、音楽アプリのこもった中域をすっきりさせたりできます。元のアプリには触れず、DAWも使いません。各トラックバスにはMaster EQもあるので、アプリを1つずつ補正したあとで、ステム全体を仕上げられます。金色の点をドラッグして周波数とゲインを設定すると、アプリ内のEQウィンドウと同じように、曲線の下に値がリアルタイムで表示されます。

EQ — Discord.app
PRO
502001k5k15k+240dB-24
High Pass80 Hz
Cuts frequencies below
Parametric3.0kHz +5.0dB
Q 1.2 · Bell boost
Low Pass15.0kHz
Cuts frequencies above

アプリごととトラックごとのピークリミッター

リミッターは、ブラウザの動画、ゲームのムービー、通知音などによる突然の音量の跳ね上がりを、配信や通話に届く前に抑えます。ルーティングした各アプリと各トラックバスにそれぞれ1つずつあり、どちらもスレッショルド、アタック、リリースを調整できます。2段階のリミッターなので、思いがけず大きなSpotifyの広告はアプリごとのリミッターで抑えられ、さらにミックス全体は出力の直前に、マスターリミッターという最後の安全網を通ります。複数のアプリが同時に跳ね上がっても、ピークはしっかり抑えられます。

Live Monitor:EQの変化をヘッドホンで確認

Live Monitorは、ルーティングした任意のアプリ(または任意のトラックのマスター出力)のEQ処理後の信号を、選んだヘッドホンやモニターデバイスに送ります。モニタリング中は元のアプリがスピーカー上で自動的にミュートされるので、聞こえるのは処理後の音だけです。元の音が混ざらない状態でEQを調整でき、視聴者に実際に届く音の確認にも最適です。外部のオーディオインターフェイスやAirPodsを含め、Mac上のどの出力デバイスでも選べます。

Live MonitorPRO
Live Monitor
Output:
AirPods Pro

Source app muted while monitoring. Plays the EQ'd audio so you can audition changes.

Split L/R録音:マイクは左、アプリは右

LitLink Audio BridgeをMixedからSplit L/Rに切り替えると、そのステレオ信号が2トラックのセッションになります。左チャンネルにマイク、右チャンネルにそれ以外のすべての音源(System Audio PassthroughとPer-App Routing)が入ります。どのDAW、画面録画ツール、通話アプリからでもステレオで録音し、ステレオファイルを2つのクリーンなモノラルのステムに分けられます。声とアプリが完全に分かれ、音のかぶりも録り直しもありません。

Split L/R RecordingPRO
Lマイク
Rアプリの音声(システム+アプリごと)
Output:
MixedSplit L/R

マイクは左チャンネルへ、すべてのアプリの音声(System Audio PassthroughとPer-App Routing)は右チャンネルへ送られます。LitLink Audio Bridgeからステレオで録音し、DAWでファイルを分ければ、きれいにポストプロダクションできます。

Master Record付きのマルチトラック録音

どのトラックでもRecordを押すと、LitLinkはそのバスを~/Music/LitLink Recordings/内の専用の.wavファイルに書き出します。複数の録音を同時に行うことも(アプリごとに1つ、ステムごとに1つ)、Master Recordをオンにして、アクティブなすべてのバスの合計を同時にひとつのミックスファイルに録音することもできます。ボタンひとつですべてを一緒に停止すると、Finderにセッション全体が表示されます。アプリごとのEQとリミッターを組み合わせれば、録音した時点で、クリーンで独立したステムが手に入ります。

Multi-Track RecordingPRO
DefaultMic + System Audio03:2112.4 MBSTOP
Track 1Discord03:2111.8 MBSTOP
Track 2Spotify03:2111.6 MBSTOP
Track 3Safari03:2111.5 MBSTOP
Recording everything
03:21 — 47.3 MB · sum of every active bus
STOP

各バスは、~/Music/LitLink Recordings/内のそれぞれの.wavファイルに録音されます。オプションのMaster Recordを使えば、アクティブなすべてのバスをひとつのミックスファイルにまとめて録音できます。すべてを一緒に停止すると、Finderにセッション全体が表示されます。

Rogue AmoebaのLoopback(99米ドル)は、ケーブルをつなぐ形式の画面で個々のアプリをルーティングし、多くの音源を1つのデバイスにまとめ、最大64チャンネルに対応します。マニュアルにはEQやエフェクトの記載がなく、録音はLoopbackの機能ではありません(Rogue AmoebaはAudio Hijackとの組み合わせをすすめています)。LitLink Proには、EQ、リミッター、録音が29米ドルの買い切りで含まれます。

まずLitLink Freeをダウンロードしてください。Proの機能はすべてアプリに組み込まれていて、ロックされた状態です。アプリ内で「Buy Pro」をクリックし、月額3.99米ドルのプランか29米ドル(買い切り)のプランを選び、購入メールに記載されたトランザクションIDを入力すると、Proがすぐに有効になります。購入前に、アプリ内でLitLink Proを7日間無料で試せます。クレジットカードは不要です。

LitLinkとBlackHoleの違いは?

BlackHoleは、Mac用の無料の仮想オーディオケーブルです(任意で10米ドルの寄付、ソースコードはGPL-3.0)。LitLinkも同じ考え方で動きます。つまり、どのアプリからも音を送ったり読み取ったりできる仮想オーディオデバイスです。違いは設定の方法です。BlackHoleはドライバーだけなので、音を送りながら自分でも聞くには、Audio MIDI設定で複数出力装置を手作業で作ります。経験豊富なユーザーは、そのぶん自由に制御できます。LitLinkにはアプリが付いていて、複数出力装置の作成、マイクのパススルーの有効化、録音の開始を、それぞれスイッチひとつで行えます。手動での細かな制御の一部と引き換えに、ワンクリックの設定を提供します。

LitLink

  • 無料のアプリごとの音量ミキサー アプリごとに違う音量、個別にミュート
  • 基本機能は無料 マイクのパススルー+システム音声+録音
  • スイッチひとつで設定 複数出力装置を自動作成
  • マイクのパススルーを内蔵 声とシステム音声をまとめて送信
  • 録音機能を内蔵 アプリ内から.wavに録音
  • コンパニオンアプリ付き 見やすい操作画面、メニューバー、状態表示
  • 再起動後も保持 一度設定すれば、あとはおまかせ
  • Pro版あり アプリごとのルーティング、EQ、リミッター、マルチトラック

BlackHole

  • 無料、ソースコード公開 GPL-3.0のソース、最新リリースは2026年7月
  • 複数のチャンネル数 2ch、16ch、64ch版
  • Audio MIDI設定で手動設定 上級ユーザー向けの完全な制御
  • ドライバーのみ 複数出力装置や機器セットは自分で用意
  • マイクのミックスは自分で用意 声とシステム音声には機器セットを使用
  • 録音ソフトは自分で用意 DAWや画面録画ツールを使用
  • 無料でダウンロード 任意で10米ドルの寄付

Audio MIDI設定で好みどおりに配線できる、ドライバーだけのソフトを求めるなら、特に16チャンネルや64チャンネルが必要なら、BlackHoleは今も優れた選択肢です。デバイスを手作業で作らずに同じようなルーティングを使いたい人、マイクのパススルーと録音を最初から使いたい人、基本的なルーティングでは足りなくなったときにProも選べるようにしたい人には、LitLinkが向いています。

LitLinkの設定方法は?

LitLinkをダウンロードしてインストールし、アプリを開いてSystem Audio Passthroughをオンにします。LitLinkが複数出力装置を作成し、システムのデフォルト出力に自動で設定します。あとはDiscord、OBS、Zoomなど、音声を受け取るアプリで入力デバイスとしてLitLink Audio Bridgeを選びます。
  • LitLinkをダウンロードしてインストール 無料、アカウント不要
  • LitLinkアプリを開く メニューバーで動作
  • System Audio Passthroughをオンにする ワンクリックで完了
  • 使うアプリで入力にLitLink Audio Bridgeを選ぶ Discord、OBS、Zoomなど
  • 必要に応じてMic Passthroughをオンにする 声とシステム音声をまとめる

設定はこれだけです。Audio MIDI設定も、複数出力装置の設定も、マスタークロックの設定もいりません。LitLinkが裏側ですべて処理します。

LitLinkのマイクのパススルーはどのように動作しますか?

LitLinkには、マイクの音声をシステム音声と一緒に仮想オーディオデバイスへ送る、マイクのパススルー機能が内蔵されています。Discord、OBS、Zoomは、追加のソフトや設定なしで、ひとつの入力デバイスから声とシステム音声の両方を受け取れます。

BlackHoleのようなドライバーだけの仮想オーディオケーブルでは、マイクとシステム音声のミックスはユーザーに任されます。一般的には、Audio MIDI設定でマイクとケーブルをまとめた機器セットを作ります。LitLinkは、この作業をアプリ内で行います。マイクのパススルーをオンにしてマイクを選ぶと、2つの音声がLitLink Audio Bridge仮想デバイスにミックスされます。機器セットの設定は不要です。

マイクのパススルーで、マイクと仮想オーディオデバイスのあいだに生じる遅延はわずかで、ボイスチャットや配信で気になることはありません。LitPadsをカスタムサウンドボードアプリとしてLitLinkと一緒に使う配信者は、サウンドボードの音、マイク入力、システム音声をひとつのストリームにまとめて送れます。

LitLinkはどのアプリケーションで使えますか?

LitLinkは、macOSで音声入力を受け付けるあらゆるアプリケーションで使えます。よくある使い方は、Discordのボイスチャットでシステム音声を共有する、配信のためにサウンドボードの音をOBSへ送る、Zoomのミーティングに音声を流す、DAWや画面録画ツールでアプリの音声を録音する、などです。
Discord
音楽、動画、声を共有
OBS
配信用にシステム音声を取り込む
Zoom
ミーティングで音声を再生
Twitch
効果音や音楽を送る
YouTube
ライブ配信で音声を共有
ポッドキャスト
アプリ間で音声を送る
録音
どのアプリの音声も録音
LitPads
サウンドボードの音をどのアプリにも

サウンドボードの音をOBSに送りたい配信者は、LitPadsとLitLinkを組み合わせた2つの部品からなる構成を使っています。LitPadsはスピーカーに出力し、LitLinkがシステム音声を取り込んで仮想デバイスに送り、OBSはLitLink Audio Bridgeから読み取ります。同じ方法で、サウンドボードの音をDiscordのボイスチャンネルにも送れます。

LitLinkを使ったLitPadsのよくある構成

LitPadsはLitLinkと組み合わせることで、Macでのよくある録音、配信、通話のシーンすべてに対応できます。すべての構成はLitPadsセットアップガイドにまとめてあり、以下はその中でもよく使われる構成の要約です。ほとんどの人にとって、LitPadsの出力には「LitLink + Speakers」(LitLinkが自動で作成する複数出力装置)が正解です。スピーカーと録音アプリの両方へ、同時に音声を送れます。
用途LitLinkLitPadsの出力録音・通話アプリ
音を聞きながら録音するSystem Audio PassthroughをONLitLink + Speakers入力 → LitLink Audio Bridge
OBSで配信するSystem Audio PassthroughをONLitLink + SpeakersOBS → 音声入力キャプチャ → LitLink Audio Bridge(マイクは別のソースとして追加)
効果音を使ったDiscord / Zoomの通話PassthroughとMic PassthroughをONLitLink + SpeakersDiscord / Zoomのマイク入力 → LitLink Audio Bridge
ポッドキャスト:声とイントロの音をひとつのストリームにPassthroughとMic PassthroughをONLitLink + SpeakersDAWの入力 → LitLink Audio Bridge
録音しないライブパフォーマンスオフ(不要)使っているオーディオインターフェイスやステージの出力なし

LitPadsセットアップガイド (英語)では、サイレント録音、DAWでのマルチトラック録音、Proのバスごとのルーティングなど、対応するすべての構成を解説しています。避けたいよくある間違い(「System Default」が削除された理由や、LitLink Audio Bridgeを直接選ぶとSystem Audio Passthroughと競合する理由など)も紹介しています。

LitLinkとLoopbackの違いは?

LitLink Freeは、マイクのパススルーとシステム音声を無料でカバーします。LitLink Proでは、29米ドル(買い切り)でアプリごとのルーティングが加わります。Rogue AmoebaのLoopbackは、ケーブルをつなぐ視覚的な画面でアプリごとのルーティングを行い、価格は99米ドルです。BlackHoleは無料ですが、手動での設定が必要で、アプリごとのルーティングはありません。
LitLink Free
無料、自動設定
LitLink Pro
月額3.99米ドル、または29米ドル(買い切り)
Loopback
99米ドル、視覚的なルーティング
BlackHole
無料、手動設定

LitLinkは、サウンドボード、配信、通話のよくある構成を手動設定なしでカバーします。LitLink Proは29米ドルの買い切りでアプリごとのルーティングを追加します。Loopbackは99米ドルで、多くの音源を最大64チャンネルの1つのデバイスにまとめるといった機能があります。すべての選択肢の詳しい比較は、Macのオーディオルーティング (英語)ガイドで紹介しています。

LitLinkの技術仕様は?

LitLinkは、すべてのアプリの入力と出力のメニューに表示される仮想オーディオデバイスを追加します。ステレオ音声を44.1、48、96 kHz(アプリで選択、初期設定は48 kHz)で扱い、WAVファイルに録音できます。Apple siliconとIntelのMacでネイティブに動作し、macOS 14 Sonoma以降が必要です。アプリごとの機能には、macOS 14.2以降が必要です。
  • 仮想オーディオデバイス すべてのアプリの入力と出力のメニューに表示
  • WAVで録音 16ビット、24ビット、32ビット浮動小数点
  • 44.1、48、96 kHz 初期設定は放送の標準である48 kHz
  • ステレオのパススルー 2チャンネル音声
  • macOS 14以降が必要 Sonoma以降
  • アプリごとの機能:macOS 14.2以降 Apple siliconとIntel

LitLinkは、BlackHoleと同じようにMacに仮想オーディオデバイスを追加します。違いは、ドライバーだけのケーブルではユーザーに任されている設定の手順を代わりに行うアプリです。配信向けのサウンドボードを探しているLitPadsユーザーは、最もシンプルな音声チェーンを組めます。音はLitPads、ルーティングはLitLink、出力はOBSやDiscordです。

よくある質問

LitLinkは本当に無料ですか?

LitLink Freeは完全無料です。試用期間も時間制限もなく、アカウントも必要ありません。無料版には、アプリごとの音量調整(各アプリにスライダーとミュートが付いた本格的な音量ミキサー)、マイクのパススルー、複数出力装置を自動で作成するシステム音声のパススルー、メニューバーから操作できるコンパニオンアプリ、内蔵のヘルプガイドが含まれます。これらの機能はずっと無料です。

LitLinkなら、Macのアプリごとの音量調整は無料ですか?

はい。LitLinkのアプリごとの音量調整は完全無料で、Proへのアップグレードは必要ありません。macOSにはマスター音量のスライダーがひとつしかありませんが、LitLinkの無料のPer-App Volumeミキサーなら、音を出している各アプリに違う音量を設定し、個別にミュートし、マスターフェーダーでミックス全体を調整できます。すべてメニューバーから操作できます。Proが必要なのは、各アプリを独立したトラックに送って別々に録音や配信をしたい場合や、アプリごとにEQやリミッターをかけたい場合だけです。

LitLink Proはどうやって入手しますか?

まずLitLink Freeをダウンロードしてインストールします。アプリのProセクションを開いて「Buy Pro」をクリックし、月額3.99米ドルのプランか29米ドル(買い切り)のプランを選びます。購入前に、アプリ内でLitLink Proを7日間無料で試せます。購入後、トランザクションIDがメールで届きます。アプリに入力して「Activate」をクリックすると、Proの機能がすぐに有効になります。別途ダウンロードや再インストールは必要ありません。

LitLink Proには何が含まれますか?

LitLink Proでは、8つの独立したトラックバス(LitLink Track 1〜Track 8)または別の出力デバイスへ直接送るアプリごとのルーティング、ライブモニタリング付きのMix Mode、Mic SendsとAdditional Inputs、最大400%までのアプリごとの音量ブースト、Audio Unitプラグイン、Separate-Tracks録音とマルチトラックエディターが使えるようになります。さらに、トラックの完全な分離、リアルタイムのレベルメーター、2段階のパラメトリックEQ(アプリごと+トラックごとのMaster EQ)、2段階のピークリミッター(アプリごと+トラックごとのMaster Limiter)、ヘッドホンで試聴できるLive Monitor、マイクを左チャンネル、アプリの音声を右チャンネルに分けるSplit L/Rステレオ録音、Master Recordのまとめファイルも作れる同時マルチトラック録音も含まれます。(シンプルなアプリごとの音量調整とミュートは無料です。Proは、各アプリを専用のトラックに送り、別々に処理や録音をするためのものです。)Proでは、LitLinkが各アプリの音声を個別に受け取るので、アプリごとに別々にルーティング、調整、モニタリング、録音できます。

複数の出力先へのルーティングとは?

LitLink Proは、デフォルトのLitLink Audio Bridgeに加えて、8つの仮想入力(LitLink Track 1〜LitLink Track 8)をMacに追加します。LitLinkアプリでルーティングする各アプリをトラックに割り当てると、DAW、OBS、Discord、Zoomは各トラックを独立した入力として読み取れます。トラック上のアプリは排他的で、デフォルトのブリッジには漏れません。そのため、機器セットを組まなくても、ポッドキャストのゲストを別のステムに録音したり、ゲーム音声をDiscordで二重にならないようにOBSへ送ったり、配信オーバーレイに独立した音楽フィードを送ったりできます。

Split L/R録音とは?

Split L/Rは、デフォルトデバイスLitLink Audio Bridge用のProの録音モードです。モードをMixedからSplit L/Rに切り替えると、マイクが左チャンネルに、それ以外のすべての音源(System Audio PassthroughとPer-App Routing)が右チャンネルに入ります。LitLink Audio Bridgeからステレオで録音すると2トラックのファイルができ、DAWで声とアプリのクリーンなステムに分けられます。音のかぶりがなく、ポッドキャストのポストプロダクションに最適です。

Live Monitorでは何ができますか?

Live Monitorは、ルーティングした任意のアプリや任意のトラックのマスター出力について、EQ処理後の信号を選んだヘッドホンやモニターデバイスに送ります。モニタリング中、LitLinkはスピーカー上の元のアプリをミュートするので、聞こえるのは処理後の音だけです。配信前のEQ調整や、視聴者に届く音の確認に使えます。

複数のトラックを同時に録音できますか?

はい。Proでは、各トラックバスに専用のRecordチップがあります。好きなだけトラックのRecordを押すと、LitLinkはバスごとに別々の.wavファイルを~/Music/LitLink Recordings/に書き出します。アクティブなすべてのバスの合計を同時にひとつのミックスファイルに録音するMaster Recordボタンもあるので、1回のセッションで独立したステムと確認用のミックスの両方を残せます。すべてを一緒に停止すると、Finderにセッション全体が表示されます。

LitLink Proはサブスクリプションですか?

LitLink Proは、月額サブスクリプション(月額3.99米ドル、いつでも解約可能)と、29米ドル(買い切り)の永続ライセンスのどちらかを選べます。月額プランでは、サブスクリプションが有効な間はProの機能を使えます。買い切りプランでは、1回の支払いでProの機能がずっと使えます。購入前に、アプリ内でLitLink Proを7日間無料で試せます。

ライセンスキーは複数のMacで使えますか?

ライセンスキー1つにつき、有効化できるMacは1台です。ほかのMacでもLitLink Proを使いたい場合は、複数台向けの料金についてサポートにお問い合わせください。

LitLinkに必要なmacOSのバージョンは?

LitLink FreeにはmacOS 14 Sonoma以降が必要です。LitLinkのアプリごとの機能(無料の音量ミキサーとProのルーティング)には、macOS 14.2以降が必要です。Appleがこのバージョンで追加したmacOSの機能を使っているためです。

LitLinkはApple siliconとIntelのMacで使えますか?

はい。LitLinkは、Apple silicon(M1以降)とIntelのMacでネイティブに動作し、どちらも同じダウンロードで使えます。

LitLinkは安全にインストールできますか?

LitLinkは開発者によって署名され、Appleによって公証されています。macOSはインストールの前にその署名を確認します。インストーラーは、LitLinkのオーディオデバイスをMacに追加し、アプリをアプリケーションフォルダに配置します。

LitLinkをアンインストールするには?

LitLinkアプリを開き、サイドバー下部のDriver Statusカードにある「Uninstall Driver」をクリックします。アプリがすべてのパススルー機能を自動でオフにし、複数出力装置を削除し、元の音声出力に戻し、システムからドライバーを削除します。そのあと、アプリケーションフォルダからLitLinkアプリを削除してください。

LitLink FreeとLitLink Proの機能は同時に使えますか?

はい。マイクのパススルー、システム音声のパススルー、アプリごとのルーティングは、すべて同時に動作します。声、システム音声、個別にルーティングしたアプリの音声は、LitLink Audio Bridge仮想デバイスでひとつにミックスされます。Discord、OBSなど、音声を受け取るアプリには、まとめたストリームが届きます。

アプリごとのルーティングリストに表示されないアプリがあるのはなぜですか?

アプリごとのルーティングリストに表示されるのは、実際に音声を出しているアプリだけです。アプリを開いていても、音が出ていなければ表示されません。アプリで再生を始めてから、Refresh App Listをクリックしてください。Chrome、Safari、Discord、Spotify、ミュージック、QuickTimeなど、主要なオーディオアプリケーションはすべて対応しています。

LitLinkでレイテンシーは発生しますか?

システム音声のパススルーでは、レイテンシーを感じることはありません。マイクのパススルーとアプリごとのルーティングではわずかな遅延が生じますが、LitLinkはこれを短く保っていて、通話や配信で問題にならない範囲に十分収まります。数値が必要な場合は、アプリのExport Diagnosticsで、測定された遅延を確認できます。

LitLinkはLitPadsと一緒に使えますか?

LitLinkとLitPadsは、一緒に使うことを前提に作られています。LitPadsは、Mac、iPad、iPhoneで使えるカスタムサウンドボードアプリです。LitLinkは、LitPadsの音声をDiscord、OBS、Zoomなど、あらゆるアプリケーションに送ります。この組み合わせで、配信者、ポッドキャスター、コンテンツクリエイターのための音声ルーティングとサウンドボードの環境がそろいます。

Macの音声を、もっと自由にコントロールしませんか?

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DJをするMarcel Iseli
Marcel Iseli

インディー開発者 · DJ · プロデューサー

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Marcel Iseliは、DJとして、また音楽プロデューサーとして20年以上ターンテーブルとスタジオに向き合ってきたインディー開発者です。ヒップホップ文化に根ざし、ドラムマシンやサンプラー、ヴィンテージのオーディオ機材を集めています。LitPadsはそのこだわりから生まれました。長年ハードウェアでサンプルを鳴らしてきた経験から、ずっと欲しかったソフトウェア版を自分で作ったのです。